2022年11月30日
就労系福祉サービス事業所能力開発セミナー実施
北九州障害者しごとサポートセンターによる令和4年度就労系福祉サービス事業所職業能力開発セミナーが11月30日、ウェルとばたで開催され、市内の就労系福祉サービスの利用者、支援者46人が、会場とオンラインから参加した。(写真)
同センターでは、北九州市から「障害者就労プロモーター事業」を受託し、障害のある方の福祉から就労への流れを形成するとともに、障害者一人ひとりの態様に応じた就労支援の実施を目的に説明会やセミナー、企業見学会等を行い、特別支援学校や市内の就労系福祉サービス事業所との連携を深めている。
この日は、八幡公共職業安定所 専門援助第一部門 精神障害者雇用トータルサポーターの秋枝春美氏を講師に招き、「就労に向けた準備について」をテーマに、ハローワークの使い方や仕事を選択する時のポイント、仕事に就くために身に付けておくことなどについて説明が行われた。このなかで、秋枝氏はナビゲーションブックなどを使い、自分が努力できることやセールスポイント、希望する配慮をまとめながら自己理解を深めることが大切であり、働き続けるためには相手を「許す力」「受け入れる力」を養っておくことも必要と述べた。
その後、質疑応答の時間が設けられ、参加者からは「福岡県の障害者雇用の達成率について教えてほしい」「県外から北九州市内の就労移行事業所に通所している場合の相談はどこのハローワークでできるのか」など様々な質問が出され、活発な意見交換が行われた。また、参加者から「これから就職活動をするにあたって、大切なこと、今の自分に必要なことを聞くことができた」「やりたい仕事と向いている仕事のどちらを選ぶか課題。続けられる仕事を見つけられるよう相談しながら選択したい」「次回は障害者雇用で長く働いている方のお話しを聞いてみたい」など多くの感想が寄せられた。