2022年11月9日
第二回職業能力開発説明会開催
令和4年度 第2回職業能力開発説明会が10月21日(金)、北九州中央高等学園(戸畑区)で開催され、市内の特別支援学校の生徒、保護者、教員を含め28人の方にご参加いただきました。この日はまず、株式会社サンキュウ・ウィズ北九州営業所所長の磯田明一氏から「障害のある方の就労現場」をテーマに、障害のある社員のインタビューをDVDで流しながら、障害者雇用企業の考え方や大切にしていることについてご講話頂きました。磯田氏は企業の考え方として、「『One for All All for One』を目指し、仲間がお互いを尊重し仲良く力を合わせて仕事に取り組む社風を大切にして、自分たちの力を高めていくように努力している。社員の一員として自信を持って『自らの人生を歩む力』『生きる力』を育んでもらえるように取り組んでいる」と述べられました。また、採用の基準としては、「あいさつがきちんとできる」「ルールを守る」「人に感謝の気持ちを伝えることができる」など、コミュニケーションを大切にしていると紹介されました。次に同センターの大坪所長より、「就労に向けて準備すること」をテーマに、「自己決定の大切さ」「言葉で表現する練習を積むこと。そのためには、周りが本人の話しをしっかり聴くことが大切」など、支援者が大切にしなければならないことについて事例を通し説明され、最後に福岡障害者職業能力開発校の長野氏、井田氏より同校のプログラム内容や「早期訓練コース」について説明が行われました。
参加者からは「DVDで実際の作業風景を見せていただき、障害者の方々のお話も聞くことが出来てよかったです」「働きやすい環境であることや生きがいをもってすごされている様子がよく分かりました」「親がどうすべきかよく分かり、参考になりました。特に先回りして決めない。自己決定させるという話が腑に落ちました」「普段の学校生活の大切さを改めて痛感しました」などの感想が聞かれました。