2022年12月22日
特別支援学校職業能力開発見学会として講演会開催
北九州障害者しごとサポートセンターによる今年度の特別支援学校職業能力開発見学会として講演会が12月7日、ウェルとばた(戸畑区)で開催され、市内の特別支援学校の生徒及び教員、関係者19人が参加した(写真)。今回の見学会はコロナ感染予防対策として講演会に変更し実施され、参加できなかった学校には講演会内容をDVDに録画し後日配布された。
同センターでは、北九州市の「障害者就労プロモーター事業」を受託し、障害のある方の福祉から就労への流れを形成するとともに、障害者一人ひとりの態様に応じた就労支援の実施を目的に説明会やセミナー、企業見学会等を行い、特別支援学校や市内の就労系福祉サービス事業所との連携を深めている。
この日は、ヤマト運輸株式会社北九州主管・人事総務担当マネージャーの笹原毅氏から企業紹介と障害のある方の就労現場について、障害のある社員から「私のしごと」をテーマに講演が行われた。このなかで笹原氏からは、企業姿勢として「ヤマトグループは、地域の一員として信頼される事業活動を行うとともに、障がいのある方の自立を願い応援します」との説明があり、各職場で活躍する障害のある社員のインタビューなどを交えながら障害者雇用の取り組みについて報告が行われた。また、障害当事者の社員からは自ら作成したパワーポイントをもとに、業務内容や日頃から気をつけていること、働く上で大切にしていることなどの説明が行われた。講演内容から障害当事者の社員が大変ながらもやりがいを持って働いている様子が伝わり、参加者は真剣に耳を傾けていた。後半は、福岡障害者職業能力開発校の長野氏から学科内容について動画を交えながら説明が行われた。参加者からは、「会社の説明を聞いて、いろいろな仕事があるのだなと思った」「発送業務をやってみたい」「社員さんの働いている姿をみて、自分も働きたいと思った」など感想が寄せられた。