2024年3月21日
企業と障害者就労支援機関の交流会を開催
北九州障害者しごとサポートセンターによる令和5年度「企業と障害者就労支援機関の交流会」が3月16日、AIMビル(小倉北区)で開催され、市内の企業12社、公的機関10機関、就労移行支援、就労継続支援A型、B型事業所の支援担当者、関係者87人が参加した。
同センターでは、障害のある方の福祉から就労への流れを形成するとともに、障害者一人ひとりの態様に応じた就労支援を実施するため、「障害者就労プロモーター事業」を北九州市から受託している。その取り組みの一環として、障害者雇用促進に向け企業と就労系福祉サービス事業所が情報交換を通し、つながりを深めることを目的に第1回目となる交流会を開催した。
この日はまず、同センターの大坪巧弥所長から交流会を開催するに至った経緯について説明が行われ、続いて北九州市障害福祉部障害福祉企画課係長の坂本果林氏が「交流会を通して障害者雇用がさらに促進されることを期待する」と挨拶した。その後、会場内に設置された各企業のブースに、支援機関の担当者が訪問し情報交換をする個別面談方式で会は進行された。支援機関の担当者は積極的に企業ブースを訪れ、1事業所につき約10分間の相談時間を使い、事業所の特徴や支援内容について、企業の担当者は業務内容や求める人材について、情報提供を行いながら活発な意見交換が行われた。支援機関の参加者からは「企業と障害者雇用に関する相談や自分たちの法人で提案ができるサポート内容について情報共有を行うことができた」「交流会に参加したことで多くの企業と繋がりをもつことができ、連携することの重要性も再認識することができた」などの声が聞かれた。また、企業の参加者からは「障害の特徴や支援機関のサポート内容について具体的に話を聞くことができて、大変勉強になった」「どんな支援機関があるのか知りたかったので、今日はとても有意義だった」など多くの感想が寄せられた。なお、同交流会は来年度も開催予定としている。