2024年3月19日
「第2回業務連絡会議」開催、障害者支援機関が参加
北九州障害者しごとサポートセンターによる、令和5年度「第2回北九州障害者就業・生活支援センター業務連絡会議」が3月7日、小倉北区のKMMビルで開催され、北九州市、遠賀郡、中間市の労働、福祉、教育機関の関係者53人が参加した(写真)。
同会議は、厚生労働省福岡労働局職業安定部職業対策課と福岡県福祉労働部労働局新雇用開発課から法人育成会が受託している北九州障害者就業・生活支援センター事業の一環で、年2回、関係機関が一同に会し、同センターの取り組みの周知を図るとともに、支援機関相互の連携を深める機会としている。
この日はまず、福岡労働局障害者雇用担当官の佐々木峰子氏から、令和5年6月1日時点での障害者雇用状況、ハローワークにおける障害者の職業紹介状況について報告があり、新規求職申込件数、就職件数は2年連続で増加し、特に精神障害者の増加が顕著であると説明された。また、福岡県新雇用開発課・障がい者雇用係主事の後藤史章氏からは、福岡県における障がい者雇用の促進や福岡県障がい者雇用拡大・職業紹介事業、福岡県障がい者テレワークオフィス「こといろ」の取り組みが紹介された。その後、同センターの大坪巧弥所長より、同センターにおける令和5年度第1四半期から第3四半期の実績について報告された。続けて、北九州市障害福祉企画課係長の野口耕三氏より、事業者による「合意的配慮」の提供義務化など来年度からの改正内容について事例を交えて説明が行われ、同課係長の坂本果林氏からは、北九州市の障害者雇用の取組みについて報告が行われた。
最後に意見交換の場が設けられ、「発達障害者など障害が見えにくい人への合理的配慮について具体的に知りたい」「精神障害者の就職数が伸びているが、職場定着支援のポイントや支援事例を聞きたい」等の質問をもとに、参加機関から活発な意見交換が行われた。