2022年10月31日
令和４年度企業向けセミナー第２弾開催
北九州市障害者雇用アドバイザー派遣事業の一環として、令和4年度企業向けセミナー「専門家・先輩企業から学ぶ障害者雇用促進セミナー（第2弾）発達障害者の特性理解と雇用管理について」が9月22日、西日本展示場会議室で開催され、企業及び関係者33名にご参加いただきました。
この日は、講師として、北九州市発達障害者支援センターつばさの金光律子氏、アドバイザーとして、富士通コミニュケーションサービス株式会社の藤野英明氏をお招きし、金光氏からは「発達障害の特性、発達障害者の障害別の困難性やコミュニケーションの特徴、特性をプラスに捉え直す視点」などをご説明いただきました。藤野氏からは冒頭、職場における障害者雇用の位置づけや考え方として「共に働く社員」として捉えることを基本に、そのうえで、雇用管理において従業員への公平性・公正性に加えて納得性が大事になるとの話があり、実際に職場内での雇用管理の取り組みについて事例を交えながらご報告いただきました。その後、質疑応答の時間が設けられ、参加者からは「当事者が配属された職場へ理解を促すにはどのような方法があるか」「周囲から見ると発達障害がうかがわれるが本人は気付いていない場合の対応はどうしたらよいか」など、発達障害のある社員の職場受け入れや、そのためのアプローチに関する具体的な質問が出され、活発な意見交換が行われました。
参加企業からは「発達障害の行動特性を知ることができた」「雇用管理の事例報告や意見交換で実際の職場での接し方を学べた」「他者の状況や取組み、問題点などもっと時間をかけて共有したい」など前向きな感想が寄せられていました。
