2023年10月4日
特別支援学校の保護者・教員等を対象に説明会を開催
北九州障害者しごとサポートセンターによる令和5年度第1回「職業能力開発説明会」が9月27日、戸畑区の「ウェルとばた」で開催され、市内の特別支援学校高等部、中学部、小学部の保護者、教員及び関係者25人が参加した(写真)。
同センターでは、北九州市から「北九州市障害者就労プロモーター事業」を受託、特別支援学校在籍中より就労のイメージを形成してもらうことを目的に、生徒・保護者・教員向けに講演会、職場見学会、職場体験会を開催している。
この日はまず、「就労に向けた取り組みについて」をテーマに、株式会社大創産業の泉敏夫氏による講演がオンラインで行われた。このなかで泉氏からは、障害者雇用が目指すものを「障がい者雇用を通して共に働く従業員の自立・成長を支援し、広く社会に貢献する」として、現在約600名を超える障害者を雇用していると報告が行われた。また、求める人材として、笑顔で挨拶ができる、休まずに出勤できる体力・意欲がある、自分の得手不得手・配慮内容を把握して説明ができる方とし、在学中に取り組んでほしいことなどについて紹介が行われた。その後、同センターの大坪巧弥所長からは「仕事が継続している人の行動」「就業生活に向け身につけて欲しい生活力」について事例を通し説明があり、福岡障害者職業能力開発校からは同校の概要及び早期訓練の募集について説明が行われた。終了後のアンケートには「障害の特性を理解していただき、様々な仕事内容を用意してもらえるということで、子供の将来の働き方に広がりが持てました」「いろいろな事例を聞いて思い当たる部分があったので参考になりました」「家でもできることがたくさんあると感じられたので、実生活でも取り組んでいきたいと思います」など多くの感想が寄せられていた。なお、第2回の同説明会は10月19日に開催予定。